ネタもそろそろ尽きてきたので、映画の批評なんか
やってみたいと思います。参考にどうぞ。
で、第1回は墨攻。
春秋末期の中国が舞台。燕と趙の間にある小さな豪族
が治める城を大国の趙が攻め込む。それを、墨家の革離
が迎え撃つというストーリー。
とにかく残念な映画。映像、スタッフ、音楽などすごくいい
のだけどストーリーがちょっと。僕は原作、漫画を読んで
から見たのでだいたいはつかめたけど、いきなりこれでは分
かりにくいのでは。あと、この映画のキャッチコピーが1人
対10万とあるけど10万にどのように対抗するのか戦術的
な描写に乏しいし、相手は名将としているが、城の攻め方
を見る限り名将とは思えない(最初は油断していたとして
も)。実際は、1人対数千といったところか(それでもすごい
けどね)。
原作との違いは革離のキャラクター。原作は根っからの
墨家の人間であるのに対し、映画は墨家の前に人間
であるように思われる。両方とも革離をとおして、戦争の
無意味さを表現しているので、原作と映画の印象も大きく
違うね。できれば、原作を忠実にするか、エンターテインメ
ントとするなら戦術的な描写を押し出してほしかったと思う。