プーさん。なんともポップな響きである。
プーさんと聞くとたいていの人はあの、黄色い
大将を想像するだろう。しかし、今回のプーさん
はプータロウのこと。
東京から広島に帰ったとき3ヶ月ばかりプーでした。
就職してから死ぬほど働いていたこともあり、しばらく
ゆっくりしていたのだけど、ある日友達と飲みに行く
ことになった。学校を卒業して以来なのでかれこれ
5年ぶりだ。友人はどうやら僕がまじめに働くような人
と思っていなかったらしく、うれしそうに「プータロウ
になったんだねぇ~」となんども言っていた。
で、帰りのこと。二人で電車に乗り込み4人がけの席に
座った。僕と友人は対面に座ったのだけど、友人の横に
座ったのが高校のときの同級生。特に親しいわけでも
ないし、卒業以来会ってもいないので特に「ひさしぶり」
なんてことは言わずにいた。同級生とはできるだけ目を
合わせないようにして友人と会話をしていたのだが、
話がまた、僕が今無職であることに移った。「まぁ、なんと
かなるよ」なんて言い、友人は上機嫌だ。僕は「そうだねぇ
~」なんて返しているが正直複雑な心境だ。だって
同級生に、こいつ無職なんだ~
て思われるじゃん。いや、まぁいいんだけど、なんだかね~。
この同級生からあいつ無職らしいよ~なんて情報が流れか
ねない。しかし、今更、「おう、久しぶり~」なんて言って
今無職であることの理由をああだこうだ言うのも不自然だし。
やがて、友人は下車した。そして、しばらくして同級生も下車
した。結局話はしなかった。僕が働いていないという変な
情報が同級生の間に流れないことを切に願うばかりだ。